ルサンチマンの成果は一過性のもの

ルサンチマンを活かす
ルサンチマン(仏: ressentiment、 (フランス語発音: [rɛsɑ̃timɑ̃]) )は、主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことをいう。「ル」をフランス語の定冠詞 le と誤解して「ル・サンチマン」と表記する者がいるが、誤りである(le sentimentでは単なる「感情」の意味になる)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
と言われています。一般的にはマイナスな感情といえるでしょう。こんなマイナスな感情ですが利用の仕方によっては成果をあげることもできるのではないかと思います。
ルサンチマンな経営者
私が、「その方」にお会いしたのは、私が入社したIT会社の社長でした。パワハラの典型で、気に入らない社員には怒鳴り散らすわ、会議では発表者をつるし上げるわで、けっこう問題な社長でした。私も、御多分にもれずおこられっぱなしでした。そんな方ですので、会社は有給休暇なんてのは取得できず、健康診断なんてものもありませんでした。
そのおかげか、資本金は順調に増え、営業所も国内に増えていきました。私も、若い時であるからこそ付き合えましたけど、今はムリですね。
彼はなぜ、そこまでムリをしたのか
私は、今でも詮索好きなのですが、彼が社長になる前のことがわかりました。社長になる前に、新潟マツダのかなり優秀な営業マンで、役職は部長だったようです。そこで、かなり強引なことをやったようで、人心が離れ、そこは和を大事にする日本の会社ですから、総スカンをくったような状態だったようです。辞めさせられた状況で、自分で事業を起こすことにしたわけで、当時黎明期のコンピュータに眼をむけソフトを地道に作成して売り上げていったようです。そこには、新潟マツダに対する「ルサンチマン」があったようにおもいます。私は、まざまざと感じました。社長に新潟マツダに対する気持ちの関係が主で、社長と社員の信頼はまるでなかったために、パワハラ、福利厚生ゼロの状況だったわけです。彼の「ルサンチマン」をみると、一時的には成果はあがるかもしれないけど、安定した繁栄は「ルサンチマン」はもたらさないなと思ったものです。
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