岩手、山形で見えた!新しい高校野球は「働き方改革」にも通じるシステムになった

【スポーツ 高校野球】地方大会決勝で負けている学校は次の時代を睨んでいる
今年も夏の高校野球が始まっています。野球経験者としては注目しています。注目はやはり岩手大会の大船渡高校の佐々木選手でしょう。投手としては160kmの速球を投げ込み、打者としても4番です。大リーグからもスカウトが来ていたりして注目の選手です。
残念ながら、準決勝での球数が多かったのと疲労で決勝では登板できずで、大船渡高校は花巻東に敗れて甲子園出場はなりませんでした。決勝戦に至るまで、佐々木選手は今大会4試合に登板、29回を投げ9安打2失点(自責2)、7四球、51三振(全29回で奪取)。総投球数は435。最速は4回戦でマークした160キロでした。
決勝戦での登板回避はわかるような気がします。ここで問題にしたいのは佐々木投手の登板回避は是か非かということではありません。
複数投手はもはやあたりまえ。球数制限はすぐそこ!
岩手県の決勝戦、佐々木投手をベンチに残した大船渡高校は2人の投手で戦いました。佐々木投手をいれて大船渡高校は3人の投手を擁していたわけです。実力としては3人の実力は等しいわけではなかったようですが、ひと頃の高校野球に比べたら力は平均化へと向かっていたように見えます。これはおそらく、球数制限(1人100球)に向けての準備を行っていたのではないかと思っています。
おそらく高校野球のいわゆる「強い」チームは、投手で4番の選手がけん引して甲子園に行くというスタイルではなく、複数の投手が多くの球数を投げるのではなく、持ち味をだして勝っていくスタイル。コンピュータでいえばサーバーがダウンしても、切り替えていけるような「システム」を持っているチームなのでしょう。そういう意味では、大船渡高校の監督、コーチはその理想となるチームではなかったので甲子園に行けなくても諦めがつくというように思っているのではないか。いや選手もそのように思っているようにみえる
岩手大会だけではない。意外にも東北で新システムが浸透
私が注目したのは山形大会です。山形大会決勝で鶴岡東が山形中央を11-7で破り、3年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。この試合で鶴岡東 は3人の投手、山形中央は4人の投手(ワンポイントで延べ5人)が投げた。試合は拮抗してので当たり前に勝ちにいった継投なのだが、radikoできいていたのだが、ここで投手を変えるのかという切り替え、そのタイミングは暑さの中での球数のように思えた。疲労を積み重ねた投手を投げさえるのではなく、球数を重ねず投手を使っていく方法は、無駄な残業をしない「働き方改革」にも似た試合展開だった。考える野球というか新しい野球がもうすでに始まっていた
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