*

藍は藍よりいでて藍より青しは海外移民にも成り立つことだった

公開日: : 思想, 日本とは

海外移民の日本帰依

たまに考えることなのですが、日本から海外へ移民した人たちは、日本人以上に日本的な考え方をしているように思います。父母を敬うとか、頑張るとか、今の日本人が忘れてしまったものを持っているように思います。年に一度のNHK紅白歌合戦もブラジル、ハワイで放送されているのも理由があることでしょう。

どういうことで、そのようなことを考えるのかというと、私の祖父母の満州移民という経験です。彼らは当然、敗戦後に日本に着のみ着のまま帰ってきたのですが、日本に帰ってからも、2つの時代の断絶を生きているように思えました。

1つは、満州での豊かな暮らしです。満州鉄道をはじめインフラは充実していたようですし、戦況がわるくなるまでは祖父も商売はうまくいっていたようです。祖母は豊かな暮らしを懐かしんでいました。もう1つは、満州での日本。それは当時の日本とは異なる純化された日本です。しきたりも、満州ではきちんと守られていたようです。日本に住んでいると時代の流れ、人の心の流れで自然と変わっていくものが純化・固定されていたようです。

いわゆる保守か

そんななかで日本に引き揚げてきたわけですが、祖父母のもつ日本のイメージは満州にいたころの、良き日本のイメージなんですね。時代の変化は考慮されない、理想化された日本。それも満州で養われたものだから、パラレルワールドの日本。それを日本側から見たら保守ということになるだろうけど、異なる思想がそこにある。この2つの日本のイメージが、日本の日々変わっていく日本での生活をむしばむことがあったのだ。私は祖父母の満州での日本のイメージに育てられたが、それはリアルタイムで変化している日本とか差異ができた。
満州にわたるあたりの価値観、地主の子供は学区など関係なく旧制中学(進学校)にいくものだという価値観を、戦後にもそのままあてはめられ、学区を越えた越境入学をさせられ心身を壊した。地主なんて戦後GHQであっさり解体させられていたのにである。リアルタイムの日本に、時代錯誤の自分の日本のイメージをあてはようとした罪がそこにあった。新しい時代に自分の時代の価値観をおしつけてはいけない。時代は令和だ。おしつけるのではなく、ともに学び話し合うことが大事だろう。

藍は藍よりいでて藍より青し

「藍」とは、染料に使う藍草のことで、藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となる。 その関係を弟子と師匠にあてはめて、弟子が師匠の学識や技術を越えるという意のことわざ。 荀子の言葉で、学問や努力により持って生まれた資質を越えることができるということ。

ということは、このお話、移民によって満州にでた人たちは日本にいるひとたちより、より日本人らしかった。

はこの諺につながるのであった。

関連記事

パラレルワールドがメンタルに与える影響(私説)

パラレルワールド理論による障害説明 映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などをはじめパ

記事を読む

あなたの憲法改正は何ですか

あなたに憲法改正する必要ありますか 憲法改正とかいうと、きな臭い話だとか思いますが、今回お

記事を読む

自由はなくなってから大切さがわかる

自由について考えてみる 自由ということを私は、大学入学時に教養で倫理学の教授から教えてもら

記事を読む

radikoプレミアムを使い倒す

rdikoプレミアムユーザとして 私はrdikoプレミアムユーザです。ほぼ毎日聴いています

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

今後のこと

3月以降のなりゆき あいかわらず雑文です。 いろいろ考えて、母

リモートワーカーの自殺率を懸念する

著しく楽しくない リモートワーカーの自殺率を懸念する 毎日ネ

さようならリモートワーク

さようならリモートワーク 最近は、やはり新潟の

気力なく

気力なく 最近元気がありません。コロナ疲れと言えばそれまで

次のステージへ

次のステージへ 疲れているね、新潟の家族というか家に帰れ

→もっと見る

PAGE TOP ↑