天職とか言うけれど

天職は、そんなに気高いものではないのでは
仕事とはとか、よりは「あー仕事行きたくない・・」とか日々思っている。 わけですが。私は、塾の講師もしていますが、
生徒さんにはいろんな方がいます。総合的にできる生徒、理数系ができない生徒。社会の教科書をみるのも嫌な生徒。いろいろいます。
講師をやっていると、そういう生徒に対して、高圧的に教え込むのは逆効果です。宿題をやってくることはなくなるし、そもそも授業が生徒も講師も苦痛ですね。
そもそも、教育とはなんだろと、講師の身分で考えると。「education」つまり、引き出すってことなんですよね。
よく私がやるのは、対話して、問題に対する考えを引き出す。ってのもあり、クイズ形式にして、
答え(生徒の考え)を引き出すってのもありますよね。
日本語で「教育」っていうと高尚な感じですけど、「education」って言うと、生物学的な面を含めての資質を取り出すっていう、いい意味でで低レベルなこともありますね。
では、天職とは
ひるがえって、「天職」は英語では「calling」っていうと「使命」、「天命」で
個人の資質や、あるいは後の経験から他者を助けることであり、社会に貢献することができる「役目」ってことですよね。
「夜と霧」の中にこういう文面がある
「終局において、人は人生の意味は何であるかを問うべきではない。むしろ自分が人生に問われていると理解すべきである。一言で言えば、すべての人は人生に問われているのだ。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない」
つまり、人生の意味とか、そんな高尚なものは人間レベルでも考えても仕方なく、外部から来るということだろう。
この文面と「calling」をあわせて考えると、どうも日本人にない、キリスト教の宗教観によるところが大きいような気がする。
「自分探し」「天職さがし」とか自分主体での考えは、人間の傲慢の気がします。
人間らしく、いろんなことを下世話に関心をもって動いている中で自然に、神の采配のように
「職業」とか「自分」というものが降ってくるということなので、力を要れずに、もっと自然に
生きていくべきではないかと最近思います。
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